皆さん英語の学習をある程度やっていると
「全然会話をする機会がない」
「アウトプットの場がない」
そんな悩みが出てきますよね。
そんな時はオンライン英会話がおすすめです。
オンライン英会話でスピーキングが身につくと相乗効果でリスニング、リーディングも向上します。
今回はオンライン英会話について詳しく話していきたいと思います!
オンライン英会話とは
オンライン英会話とはインターネットを通じて行う英会話学習のことです。
レッスンではウェブカメラとマイクを使ってweb上で講師と対話します。
これにより、生徒は自宅やオフィスに居ながら快適に英会話のレッスンを受けることができます。
オンライン英会話の利点には、柔軟なスケジュール、個別指導、世界中の外国人講師との触れ合いなどがあります。
こんな人におすすめ
オンライン英会話は英語学習を開始して半年~1年経ったくらいの方にお勧めです。
半年~1年程度学習を続けると自分の中にある程度インプットが蓄積されてきます。それと同時に少しアウトプットもしてみたいなという気持ちも出てくるのではないかと思います。
そのタイミングがオンライン英会話を始めるベストな時期です。
反対に学習を始めたばかりの方にはおすすめしません。
インプットが満足にない状態ではほとんど会話はできませんし、効果は期待できません。
むしろ変なミスをする癖がついてよくないと思います。あるいは全く会話できない状態が続いて嫌気がさしてモチベーションダウンしてしまうでしょう。
そもそも慣れや度胸はしっかりとした基礎が備わってくれば自然と身に付いてきますので無理やり作るものではありません。半年未満のうちは基礎単語や基礎文法に時間を当てましょう。
逆に1年程度経った方はアウトプットとインプットをバランス良く行うことで相乗効果的に力を伸ばすことができるはずです。
オンライン英会話のメリット
①逃げ場がない
オンライン英会話のメリットは何と言ってもこれに付きます。
完全なマンツーマンなので1レッスンの間とにかく話すしかありません。2人しかいないのでそれこそ黙っていたら地獄の時間です。
これが例えば普通の対面式グループ英会話教室だとどうでしょう?
他の生徒が話したり、先生がテキストの説明などをしている時間がありますよね。そういった時間はほとんど身になっていないはずです。
グループレッスンではこういった時間が思っているより何倍も多いものです。
オンライン英会話なら自分のみにリソースを割いてくれるため時間いっぱい濃い時間を過ごせるはずです。
②色んな講師と話せる
オンライン英会話なら何百人という講師の中から毎回好きな相手を選ぶことができます。
一口に講師と言っても色々な人がいて、発音の癖や教え方は全く違います。たくさんの英語に触れることで自然と英語のキャパシティを増やすことができます。
一方、これが対面式英会話教室となると決まりきった講師のみとなってしまいます。その人が自分に合っているかどうかもわからないまま長い期間続ける羽目になってしまいます。
どうせやるのなら自分にピッタリの講師を見つけれる環境でやりたいですよね。そうすればきっと成長に大きな差が出るはずです。
③時間の融通が利く
オンライン英会話は自分の好きな時間に予約してレッスンを受けることができます。わざわざ特定の教室まで足を運ぶ必要もありません。
とてもフレキシブルなので忙しい社会人の方にもおすすめできます。
その気になればスマホ1つさえあればどこでもレッスンを受けることができます。30分の1レッスンを受けて通信料も200KBぐらいなので安心です。
④コースが充実している
オンライン英会話ではキッズ向け、日常英会話 、ビジネス向けなど目的にあった様々なコースを提供しています。
どんな方レベルの方であっても自分にあったコースを見付けることができるはずです。
また、学習はコースに限った使い方に収める必要はありません。
自分の書いた文章を添削してもらったり、ひたすら自分の好きなことについて討論したり、講師の了解と自分の熱意さえあれば使い方は無限です。
オンライン英会話のデメリット
①強制力がない
オンライン英会話は必ず決まった日時にやらなければいけないルールはありません。
自分自身をセルフコントロールできる人でなければズルズルとやらなくなってしまう危険性があります。
これはフレキシブルな利点と表裏一体のため仕方ないことかもしれません。しかしなるべく同じ時間にやるなど対策するをことでリスクを減らすことはできます。
②慣れない間は負荷が高い
おそらく初めの間はものすごく負荷を高く感じると思います。
人とリアルタイムで話すと頭をフル回転させますので、普段の勉強とは全く違うエネルギー量が必要です。
私の体感では単語や文法の勉強を2時間やるよりも30分オンライン英会話をすることの方が疲れてた記憶があります。しかし慣れれば会話も数ある勉強法の一つとして普通になりますので大丈夫です。
オンライン英会話の種類
・ネイティブキャンプ
・DMM英会話
・レアジョブ
・Cambly
上記はオンライン英会話の中では特に有名な大手4社ですが、他にもまだまだ会社はあります。
私が体験したのはDMM英会話とレアジョブだけなので比較レビューを書くことはできません。各社それぞれに特徴がありますのでご自身で調べてみてください。
しかし私の経験から言わせていただきますと初心者のうちはどこの会社を選んだとしても大差はありません。
初心者にとってはどの会社も大差はない
私の考えでは初心者の方にとってはどの会社を選んでも大きな差はありません。
会社を選ぶ際に皆さんが気にするであろうポイントを踏まえて、初心者にとってどの会社を選んでも同じである理由をお伝えしたいと思います。
①月に何回受講できるか?
どの会社でも1日1回30分のコースはあるはずです。そしてそのくらいのボリュームが最も丁度いいです。
それ以上やるのであれば、しっかりと予習復習に時間を費やす方が効果はあります。ただ闇雲にたくさん話せばいいわけではないと私は考えています。
逆に1日1回30分以下だと少なすぎて慣れてくる前に終わってしまい効果は出てきません。
結局のところ一番効率の良い受講頻度はどの会社でも可能と言えます。
初心者にとって受講可能回数の多さは差別化に繋がりません。
②ネイティブ講師かノンネイティブ講師か?
講師の中には英語を第一言語とするネイティブ講師と第二言語として学んだノンネイティブ講師がいます。
どうせ教わるのならネイティブから自然な英語を教わるのがいいのでは?と思われるかもしれませんが初心者にとって大差はありません。
むしろネイティブは幼少期から母国語として自然に覚えたので感覚として理解しています。なので人に教えることは向いていないケースもあります。一方でノンネイティブは体系的に学問として英語を学んできたため、教えることに向いてるケースもあるのです。
特に初心者のうちは上記ような差が顕著に表れるほど高度な内容を教わることはないでしょう。こちらも気にする必要のない要素だと言えます。
③どんなコースがあるか?
日常会話コース、 TOEIC特化コースなどいろいろあると思いますが会話に慣れるという意味ではどのコースを選んでも変わりはありません。
コースごとの差が出るほど使い込むのも初めのうちは難しいと思います。
④優秀な講師がいるか?
講師のクオリティは個人に寄与するところが大きく、どの会社だからいい講師がいるということはありません。
人間同士の相性もありますので、あの人にとってよかった講師があなたにも合っているとは限りません。
また、講師も人間ですので生徒のやる気にクオリティは左右されます。結局は自分主導で行動すればレッスンの質、講師の質も自然と付いてくるものです。
⑤日本人講師がいるか?
日本でわからないことが聞ける、安心感はもちろんあると思います。
しかし日本人と話していては意味がないですし、日本人講師の利用は値段が上がる傾向にあります。日本人講師は使わないものと考えていただいて大丈夫です。
おすすめの取り組み方
①毎日決まった時間にレッスンを受ける
オンライン英会話はフレキシブルな反面、継続できるかどうかは自分にかかっています。
忙しいかったり、初期はレッスンの負荷が高かったりするため、すぐサボり気味になってしまいます。
決まった時間に受講することでルーティン化してしまうことをおすすめします。
「今日は気持ち的に乗らない」とか「仕事で遅くなったから…」とか、そういった言い訳を考える隙を与えないようにしましょう。
②積極性を出す
オンライン英会話がいくらマンツーマンだとは言っても、こちらが受け身では何も身に付きません。よくあるのは
「ミスをするのが怖い」「講師の話に割って入るのが申し訳ない」
レッスンが終わってみたら講師ばかりが話していて、自分はほとんど話していなかった。みたいなケースです。
「それだったらリスニングをやってればよかったじゃん」となってしまいます。
私から声を大にして伝えたいのは、
講師は「ミスすることなんて全然気にしちゃいない」と「熱意を持った生徒が来てくれるとすごく喜ぶ」です。
講師は生徒がミスするのは当たり前だと思ってますので全く気にする必要はありません。それと生徒はやはり受け身の方が多く、有意義なレッスンができるのは一部なのでしょう。なのでちょっと熱意を見せただけで講師はすごくやる気になってくれますよ。
レッスン中はこちら側が主導権を握ってどんどん話していきましょう。
③先生を選び過ぎない
オンライン英会話にはたくさんの講師がいますが、優秀な講師ほど人気があります。
人気講師の予約は争奪戦なので、いつも希望通りの講師が予約できるとは限りません。
そんな時に「この先生は嫌だな」とか「自分に合っていないかも?」とか選び出すとキリがありません。えり好みしているうちにやらない理由が積み重なって、億劫になってやめてしまいます。
先生は選び過ぎず、おすすめなどで出てきた人でパッと決めてしまいましょう。
そもそも外国人は日本のサービス業みたいに愛想がいいわけではありません。講師の親切さを当てにしてはいけません。自分から相手の笑顔を引き出してやるくらいのつもりでやりましょう。
④フリー会話コースは選ばない
コースの中にはフリーカンバセーション(自由会話)コースがあると思いますがおすすめしません。
日本語でも「はい、じゃあ今から好きに話してください」と言われたら難しいですよね?英語なら尚更のことです。
慣れないうちはお題が決まっているコースを選びましょう。そして事前に話すことを準備していきましょう。
「会話はその場の瞬発力を養うためのものだから事前準備はズルくない?」
そういった心配は無用です。
慣れないうちは事前準備ありきで何とかレッスンを受けれるぐらいだと思います。
まとめ
オンライン英会話はこれまで学んだ知識のアウトプットの場として必ず取り入れてほしい学習法です。
しかし、頭を常にフル回転させるので、他の座学に比べて初心者にとってはハードルの高い学習法だとも言えます。
ぜひ半年~1年ほど学習を続けたくらいから始めてください。
きっとオンライン英会話の効果を実感できると思います。