英語の勉強を始めた人なら誰でも1度はTOEICに挑戦しようと思いますよね。
でも同時に
「一体いつ受験するのがいいんだろう?」
そんな疑問を持つはずです。
今回はTOEICの受験時期について詳しく解説していきたいと思います!
TOEIC概要
TOEICとは
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。引用:IIBC一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
日本では TOEIC® Listening & Reading Test が最も多く受験されています。
就職や昇進の規定として採用している企業もあり、近年ますます重要視されているテストです。
TOEICの構成(L/R)
TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入します。テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
引用:IIBC一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
TOEIC (L/R)は大きく2つに分かれます。
前半1~4のリスニングパート、後半5~7のリーディングパートです。
リスニングパート(約45分間・100問)
パート1 写真問題
パート2 応答問題
パート3 会話問題
パート4 説明問題
リーディングパート(75分間・100問)
パート5 文法問題
パート6 長文単文問題
パート7 長文複数問題
注目してもらいたいのは試験時間の長さです。リスニングとリーディングを合わせて2時間にも及びます。また試験の30分前には席についている必要があります。
その間に休憩時間はありません。
TOEICを受けるメリット/デメリット
メリット
①数字で実力が分かる
一口に英語ができると言ってもその尺度は曖昧ですよね。客観的に評価するには信頼できる指標が必要です。
TOEICなら世界中で受験されていて、英語力を測るうえで最も信頼できるテストです。人に説明する時も「TOEIC○○点です」といえば分かり易いですよね。
自分の力を正確に評価する、示すためにもTOEICを受験しましょう。
②就職やキャリアの機会拡大
近年では多くの企業や組織がTOEICのスコアを求める場合があります。
TOEICの高いスコアを持っていると、就職や昇進の機会が増える可能性があります。
TOEICはどんな業種についたとしても有効に使える最も汎用性の高い資格の一つと言っていいでしょう。
③受験者の顔ぶれがわかる
これ何のメリットがあるんだろうと思った方も多いでしょう。
でも私にとってはメリットでした。
TOEICの試験会場に行くと老若男女様々な人が受験しています。
「英語学習はこんなにも多くの人がやってるんだなあ」
「あんな年配の方が勉強されてるんだから負けてられないな」
「あの人、私と同じ参考書やってる!」
といった色んな発見があります。
英語学習のモチベーションをもらうことができます。
デメリット
①心が折れる
TOEICは難度の高いテストです。
実際に試験を受けてあまりの不出来から心を折られることもあるかもしれません。
ですが心配ご無用です。
TOEICのスコアを人と比較する必要はありません。自分の成長にフォーカスして学習を進めて行きましょう。
②お金がかかる
TOEICの受験料は7810円(税込み)です。
できる見込みもないのに受験するには決して安い金額ではありません。
試験会場までの交通費や証明写真の費用も掛かってきます。
むやみやたらに受験するのではなくしっかりとした目的を持って受験するのをおすすめします。
おすすめの受験タイミング
私は学習を始めた超初期に1回目の受験をすることをおすすめします。
初期に受けておくことで自分の出発点を明確にできるからです。
どんな勉強・スポーツも自分の現状把握せずして効率のよりトレーニングはできないですよね。これから勉強を始めようというのだからまだうまく出来ないのは当然です。
でも周りと比べてどのくらい出来ないかはわからないですよね?初めにハッキリさせておきましょう。
また超初期に受験すれば必ず低いスコアが出ます。
はじめに低いスコアを出しておけば後は伸び代しかありませんよね?
特に学習初期の頃は少し勉強するだけでもスコアは伸び易いです。そんな楽しい時期を逃してしまうのはもったいないです。ここで大きくしゃがみ込んでその後のジャンプにつなげましょう。
最初は丸腰で受験しよう
まずは自分の実力をしるために裸一貫で受けてみましょう。そのためには受験するに当たって以下のことを守るのをおすすめします。
①塗り絵禁止
初受験をするに当たって塗り絵をするのはやめてください。
※塗り絵・・・制限時間内に終わらなかった問題を試験時間ラストに勘で全て塗りつぶすこと
TOEICの難しさはそのボリュームにあります。
全ての問題を試験時間内に解き終えれるのは900点越えの限られた人のみです。
大半の人はラストの何割かを塗り絵することになります。ですので塗り絵の行為時代が悪いわけではありません。
しかし初回受験の目的は少しでも高いスコアを得ることではありません。
塗り絵をすることで得られるスコアはわずかです。それよりも今は自分スピードでどこまで解けるのか、そしてそれは何点なのかを知ることに注力しましょう。
②体調は万全にする
初受験するに当たって体調は本気受験と同様レベルに整えてください。
これも現在の自分の実力を正確に把握するためです。
そうすることで
みたいないいわけを防ぐことができます。
そもそもTOEICは2時間の長時間試験。しっかりと体調を整えて自分の試験耐性を知る場でもあります。
③TOEIC対策本・サイトは一切見ない
TOEICにはスコアを上げるための細かいTIPSや裏技?みたいなものがいくつかあります。
しかしそれらには一切手を出さないでください。
そもそもそれらは実力がついた後に最後の一押しをするためのもの。何も学習していない状態で使っても意味のないものです。
受験後の学習プランを立てよう
初受験が終わったら結果をもとにその後の学習プランを立てましょう。
スコアに応じて、その後どんな学習をすれば良いかは変わってくると思います。簡単にですが私のおすすめの始め方をお話しようと思います。
スコアが低かった人も全く気にする必要はありません。
~300点
安心してください、こうなるのが普通です。
何年かぶりに受けて400点とかボクはウソだと思ってます。笑
だって日本人は普段英語を使う機会なんてないですから。受験の時に詰め込んだ知識が何もしないのにキープ出来てるとか普通はあり得なくないですか?
なので本来はみんなこうなると思ってます。
このスコア帯の人は全ての基礎があやしいです。中学英文法と必須基礎単語をしっかりやって基礎を固めることから始めましょう。
400~500点
この辺りまでなら過去の蓄えと勘で取れることもああるかと思います。TOEICは4択問題の性質上どうしても勘がうまく働くときもあります。
塗り絵禁止と言いましたがリスニングセクションは音声のペースに従って回答しますのでリスニングは解らない問題でも塗りつぶすことになります。
このスコア帯の人はまだ基礎単語や文法にまだ抜けがあるはずです。全ての基礎をさらってから中級問題集に移行しましょう。
600~700点
このスコアはまぐれでは取れません。一般にTOEICの壁と言われているスコアです。
いきなり受けてこのスコアが取れる人は既にある程度英語力がある人です。
簡単に基礎単語と文法に目を通したらすぐにTOEIC対策用の単語・問題集に移ってスコアアップのための学習をするのをおすすめします。
800点~
私からあなたにお伝えできることはありません・・・。笑
さあ!英語という武器を持って世界に羽ばたいてください!
まとめ
TOEICは英語学習をしている人なら誰もが通る道です。
一生に一度しかない初受験の機会はぜひ有効に使いたいところです。
ぜひありのままで受験して、英語学習のスタート地点を作りましょう。
きっとその後の学習の大きな助けになるはずです。