学習法

TOEICリスニング攻略のコツ!スコアアップする最強テクニック

TOEICのリスニングで、「思うようにスコアが伸びない」「早すぎて付いていけない」と悩んでいませんか?

実は、TOEICのリスニングは、ただ英語を聞き取るだけではなく、攻略法を知ることでスコアを大きく伸ばすことができます。

なぜなら、TOEICのリスニング問題は形式が決まっており、ポイントを押さえた聞き方をすれば、効率よく正解にたどり着けるからです。

私自身、この記事にあるテクニックを実践することで、一気に初級から中級の壁を破ることができました。

この記事では、リスニングパートの特徴を理解し、スコアアップにつながる具体的なテクニックを解説します。

小さな工夫が、大きなスコアアップにつながります。ぜひ参考にしてみてください。

リスニングセクションの基本情報

まずはじめに、TOEICリスニングセクションを攻略するうえで知っておきたい基本情報をお届けします。

1.全体の構成

リスニングセクションは全部で4つのパートに分かれています。
全体の構成を知ると今の進み具合や残りの問題数がわかり、集中力の継続に役立ちます。

Structure of the TOEIC Listening Section 01Part 1:写真描写問題(6問)
写真を見て、最も適切に説明している選択肢を選ぶ

Part 2:応答問題(25問)
質問や発言が流れ、それに対する適切な応答を選ぶ

Part 3:会話問題(39問)
2人または3人の会話を聞いて、設問に答える

Part 4:説明文問題(30問)
アナウンスやナレーションを聞いて、設問に答える

Part3&4だけで全体の7割もあるんです。ここに注力するべきです。

2.音声の読み上げには4つのアクセントがある

読み上げの音声に違いがあることを知っておくのは大切です。
もし「今回はやけに聞き取りにくいな」と感じた場合でも、「たまたま苦手なアクセントに当たっただけ」と冷静に対処ができます。

4 accent

①アメリカ英語🇺🇸

最も多く出題される標準的な英語。
発音がクリアで、Rの音が強く、単語の最後の音がはっきり発音されるのが特徴。
例)water → 「ウォーター」

②イギリス英語🇬🇧

アメリカ英語に比べて「R」の音が弱く、イントネーションが異なる場合が多い。
単語の「T」の音が「チッ」というように軽く発音されることがあります。
例)water → 「ウォーター」→「ウォー’ァ」(Tの音が曖昧)

③オーストラリア英語🇦🇺

アクセントがやや強めで、母音の発音が独特。
“a” の音が「アイ」のように聞こえることが多い。
例)today → 「トゥダイ」

④カナダ英語🇨🇦

アメリカ英語に非常に近いですが、特定の単語ではカナダ特有のイントネーションがあります。
“ou” の音が「アウ」に近くなることがあります。
例)about → 「アバウト」→「アバウトゥ」

【番外編】アクセントの癖が強い話し手もいる

ネイティブスピーカーでも地方の訛りがある人や、イントネーションの強い話し方の人が起用されることがあります。
特にオーストラリア英語やイギリス英語は、発音が独特なため「ネイティブじゃない?」と感じることがあります。
例)day → 「ダイ」 , no → 「ナウ」

3.リスニングはスコアアップしやすいセクションである

リスニングはリーディングに比べてスコアを伸ばしやすいセクションだと知っておきましょう。
もし短期的にスコアアップをしたいならリスニングに重点を置いて学習するべきです。

①試験時間が短く、集中力を維持しやすい

リスニング:約45分間(100問)
リーディング:約75分間(100問)

リスニングは試験時間が短く、集中力が切れにくいため、安定したパフォーマンスを発揮しやすいです。

②問題の進行が自動的に進む

リスニングは音声が自動で流れるため、自分のペースで迷う時間がないのが特徴です。
一方、リーディングは「どの問題にどれだけ時間をかけるか」の判断が重要で、時間配分のミスが起こりやすいです。

③リスニングは「慣れ」で効果が出やすい

リスニングは、音の特徴や定型フレーズに慣れるだけでもスコアが上がりやすいです。
パート2、3では、「質問→答え」の流れがシンプルな場合が多く、パターンを覚えれば対応しやすいのが特徴です。
一方、リーディングは「単語力」「文法力」「読解スキル」などの総合力が求められるため、短期間での上達が難しいです。

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スコアアップに直結する実践テクニック

TOEIC listening test

この章ではTOEICリスニング攻略で役立つ実際のテクニックをご紹介します。

【テクニック①】設問の先読み

パート3、4に関する最重要テクニックです。
リスニング音声が流れる前に設問や選択肢を読む手法になります。
具体的な手順は以下を参考にしてください。

Listening cycle

【設問先読み手順】

  1. 問1の設問と選択肢を読む
  2. 問1の音声を聴く
  3. 問1の回答をマークする
    (問1の音声が流れてる最中)
  4. 問2の設問と選択肢を読む
    (問1の設問を読み上げてる最中に)
  5. 問2の音声を聴く
  6. 問2の回答をマークする
    (問2の音声が流れてる最中)
  7. 問3の設問と選択肢を読む
    (問2の設問を読み上げてる最中に)
  8. 問3の音声を聴く

    以下繰り返し

慣れないうちは焦ってうまくいかないと思います。私も初めはそうでした。
しかし、一旦慣れてしまえば必ずスコアアップすることができます。

最初から完璧にできる人はいません。一歩ずつ着実に進めていきましょう。

先読みのメリット

  1. 設問の要点を理解した状態でリスニング音声を聴ける
  2. 回答が終われば残りの聞く必要がなくなる
  3. 回答のリズムが生まれ、ペースの迷いがなくなる

【1】設問の要点を理解した状態でリスニング音声を聴ける

先読みのテクニックを使うと設問の要点を理解した状態でリスニング音声を聴けるようになります。
要点を絞って聴く方が、回答に直結する部分だけに注力すればよいため、負荷が少なくなります。
一方、通常の解き方はリスニング音声の全容を記憶しながら聴く必要があるため、はるかに難しいです。

【2】回答が終われば残りを聞く必要がなくなる

先読みのテクニックを使うとリスニング音声の読み上げ中に回答ができるようになります。
実際のテストでは、音声が終わる前にほとんどの回答を済ませることができます。
回答が終わったあとの残りの音声は余分ですので、聴く必要がありません。
残りの時間を「耳の休憩」や「次の設問の先読み」に使えるため、集中力を維持したまま進められます。

【3】回答のリズムが生まれ、ペースの迷いがなくなる

設問の先読みをすると、「何が問われているか」が明確になるため、迷いなく解答できるようになります。
その結果、1問ごとの処理がスムーズになり、一定のテンポで問題を進められるようになります。
このリズムを保つことが、リスニング全体の集中力と安定したペースにつながります。

💡 ペースが崩れたときは、1問を潔くスキップしてでも立て直すことが大切です。

なお、音声が流れている最中に設問を見るのはおすすめしません。音声への集中が途切れ、どちらも中途半端になってしまいます。
TOEICリスニングでは「聞くときは聞く」「読むときは読む」というメリハリが重要です。

先読みを成功させるためのテクニック

TOEIC listening technique
  1. 設問の内容を瞬間的に理解する
  2. 1ページ4問を1セットと考える
  3. 先読みは「設問+選択肢」まで読む

【1】設問の内容を瞬間的に理解する

先読みをうまく使うには、設問の内容を瞬間的に理解する力が必要です。
設問の読み上げ中に次の設問と選択肢を先読みするには、ある程度のスピードが求められます。

ただし、実際のテストでは、音声を聞きながら答えを判断し、同時にマークまでするのは簡単ではありません。
そのため、毎回きれいに先読みが回るとは限りません。

実際には、先読みが崩れたときに立て直せるかどうかも大切です。
各設問の間は約8秒しかないため、その短い時間で要点をつかめれば、流れを立て直しやすくなります。

つまり、瞬間的に設問を理解する力は、先読みの成功にも、立て直しにも役立つ力なのです。

「そんな短時間じゃ無理だよ!」
最初は当然そうなるでしょう。
瞬間的に読み取るためには訓練が必要です。

設問にはパターンがあります。
ある程度、練習をこなして慣れてくれば瞬時に内容の理解ができるようになります。
練習法はこちらの書籍が参考になります。↓

【2】1ページ4問を1セットと考える

さらに細かなテクニックとして設問は4問を1セットと覚えておくと便利です。
問題用紙には1ページにつき4問が掲載されています。4問が終わった時点で「次のページに移りなさい」のアナウンスとページをめくる時間が設けられています。
ページをめくること自体に時間はかかりませんので、この間は回答時間の延長として使うことができます。
リスニングのペースに余裕がなくなった時は「4問凌げば一旦持ち直せる時が来る」を目安にして立て直しを行ってください。

【3】先読みは「設問+選択肢」まで読む

先読みを「設問のみにとどめるか」「選択肢まで読むか」は、意見が分かれるポイントです。
私は選択肢まで読んでおくことをおすすめします。
選択肢は全て読み切れなくてもOKです。キーワードだけでも拾えば十分価値があります。
選択肢まで目を通せば、設問の要点に加えて、回答の予測もつけた最強のリスニング態勢が整います。

選択肢の多くは形式が似ていたりするので、思っているよりも短時間で読めるはずです。

もちろん、設問だけでも先読みの効果は十分あります。特に慣れないうちは、設問だけの先読みから始めても問題ありません。

【番外編】先読みをした方がいい人

設問の先読みは受験生の中でも、やる人とやらない人に別れます。
人によっては、順番通りに 「リスニング音声を聴く⇒設問を読む⇒回答をする」 の解き方が好みの方もいるでしょう。
特に上級者の方であれば、どちらでも好きな解き方で構わないと思います。
しかし中級者にこそ、設問の先読みを強くおすすめします。
中級者はこういったテクニック次第で、大きくスコアを伸ばせる可能性があるからです。

【テクニック②】聴き取れなかったら絶対に粘らず次に行く

リスニング音声が聞き取れなかったら粘らずに次に行ってください。
粘って1問を拾うよりも、リズムを守ることの方が大切です。

無理に1問を拾ったところで、リズムを崩してしまえば、5問を間違えてしまう可能性があります。
そもそも聞き取りができなかった時点で、粘ったところで正答する確率は限りなく低いです。

パート3、4の設問に分からない単語や文が含まれていた場合も同様です。
もしそうなった場合は、実力不足だったと割り切って次の設問へ進んでください。

【番外編】大切なのは落ち込まないこと

その際に大切なのは落ち込まないことです。
試験は次々に進んでいきますので、落ち込んで余分なことを考えている時間はありません。
900点以上を取る人でもわからない単語に出くわすことはあります。
「自分がわからない単語はみんなもわからないはず」と割り切るのも必要です。

初級〜中級者ほど心持ちや体調でスコアを左右されやすいです。あらかじめ割り切り方を決めておくだけでスコアのブレをなくせますよ。

【テクニック③】設問に長文の選択肢があれば思い切って捨てる

設問に長文の選択肢が含まれていたら思い切って捨てることも考えてください。
800点以上を目指す方でなければ、全ての設問に正解する必要はありません。
600点以上であれば6~7割の正答率が目安になります。

難しい長文に当たったとき、その設問ばかりに時間をかけてペースを崩してしまうのは得策ではありません。

パート3,4は序盤~終盤にかけて順番に難易度が上がっていくわけではありません。
どの設問にも1問は比較的解きやすい問題が含まれています。

「後半は難しい」という思い込みをなくし、取るべき設問をしっかりと取ることが大切です。
そのためにも終始安定したペースを保つことが最も重要です。

【テクニック④】Directionsの読み上げ中に先読みをする

リスニングセクションの開始時はテストの説明を長々と読み上げる時間があります。
この時間を有効活用しない手はありません。
おすすめはパート3,4後半にある図解問題を先読みすることです。

※Directionsの内容は当たり前の説明文なので聴かなくても試験に影響ありません。

図を見るだけだと時間が余るはずなので設問と選択肢も読むことをおすすめします。
しかし、全ての文をDirections中に読むのはかなりスピードが必要です。
事前にテスト対策として練習しておくと良いでしょう。

ただし、今回の先読みではそこまで内容をしっかり覚える必要はありません。
そもそも覚えたところで実際に解くのはパート1,2の後なのでほとんどの人は内容を忘れています。
パート3,4の様子見くらいの間隔で臨んで、余裕を持ってパート1を迎えましょう。

逆に、Directions中にパート1の写真を先読みする必要はありません。パート1は設問中でも十分に写真を見る時間があります。

パート3,4の開始時にも同じようにDirectionsが設けられています。このDirectionsは試験開始時程長くはありません。

ここでは各パートの最初の設問と選択肢の先読みをします。
しっかりと読み込んで始めの3問を確実に正解することがパート3,4を攻略する上で最も大切です。
ここでリズムを崩すとその1ページ分を丸々取りこぼすことにも成りかねません。

先読みの早い人であれば、2つ目の設問くらいまで先読みできる時間はあるでしょう。
しかし、個人的には欲張らず最初の設問までに留めておくのがおすすめです。

【テクニック⑤】パート2攻略TIPS

  1. 文の冒頭に集中する
  2. 意外な切り返しが正解になりやすい
  3. 特別な対策は不要

【1】文の冒頭に集中する

文頭に疑問詞(where,when,who)が来た場合は比較的解きやすいことが多いです。
たとえ最後まで聞き取れなくても選択肢を絞りやすくすることができます。
難易度が高い問題であっても「文頭だけは逃さない」の気持ちで臨みましょう。

【2】意外な切り返しが正解になりやすい

質問に対して、Yes/Noが答えになるケースは稀です。基本的には、間接的な文や言い換えが答えになると思った方がいいです。
もし迷ったら意味が分からない方を選ぶと決めておきましょう。

【3】特別な対策は不要

パート2のための特別な勉強をする必要はありません。
近年のパート2は発音の複雑化や意図のくみ取り問題など難化の傾向にあります。
一方でパート3,4は処理のスピードさえ追いつけば、素直に正解を導くことができます。
「攻略」「慣れ」による大きな改善が見込めるパート3,4に学習の時間を割くべきです。

パート3,4をマスターすることがリスニング攻略の「鍵」です。

まとめ:TOEICリスニングは「戦略」で伸ばせる

TOEICのリスニングは、ただ英語を聞くだけではなく、形式に合った戦略を知っているかどうかで大きく差がつきます。

この記事で紹介したテクニック──
特に「設問の先読み」や「リズムの維持」は、スコアアップに直結する即効性のある方法です。

  • 設問+選択肢の先読み
  • 迷ったら潔く切り替える判断力
  • 図や長文設問への対処
  • Directions中の時間活用

これらのポイントを意識するだけで、リスニングの精度・テンポ・集中力すべてが一段上がります。

TOEICリスニングは「慣れ」と「コツ」で必ず伸ばせます。
できるところからでいいので、ぜひ1つでも試してみてください。

この記事が少しでも、スコアアップのヒントになればうれしいです。

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